AGAの原因、5αリダクターゼを制御するには。│ハゲ学
今回は、若ハゲの大敵であるAGA発症のシステムと、その原因である5αリダクターゼに着目します。
5αリダクターゼが薄毛にどう影響するのか?どのようにすれば5αリダクターゼを制御できるのか。
また、5αリダクターゼに対し効果の望める栄養素や治療薬についても解説します。
AGA(男性型脱毛症)と5αリダクターゼの関係
まずはAGAと5αリダクターゼの関係について説明します。
5αリダクターゼは毛根近くの皮脂腺から分泌される酵素の一種。(ヨミ:5アルファリダクターゼ)
男性ホルモンと深く関わりのあるAGAですが、男性ホルモンが多いとハゲるのではなく、5αリダクターゼと男性ホルモンが関係することでAGAは進行して行きます。
AGAを発症する流れは以下の通りです。
■AGAの原因は、ジヒドロテストステロン(DHT)
AGA(男性型脱毛症)は、男性ホルモン(テストステロン)が薄毛の原因となるジヒドロテストステロン(DHT)に変化してしまうことで発症します。
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つまり、男性ホルモンの量によって薄毛が進行するのではなく、男性ホルモンがジヒドロテストステロン(DHT)に変換されてしまう事が薄毛の原因なのです。
■5αリダクターゼがジヒドロテストステロン(DHT)を生み出す。
5αリダクターゼという成分は、男性ホルモンをジヒドロテストステロン(DHT)に変換してしまう作用があります。
5αリダクターゼによって強烈な脱毛ホルモンとなってしまったジヒドロテストステロン(DHT)は、髪の成長を阻害するスイッチを入れてしまいます。
AGAのスイッチが入った毛母細胞には、栄養を届ける必要ないと判断されてしまうため、血流が低下。つまり髪への栄養補給が止まってしまいます。毛は本来の寿命より早く抜け落ちます。
昔はフサフサだったのに急激に脱毛してしまう現象は、ジヒドロテストステロン(DHT)の生成によりAGAのスイッチが入ってしまった場合に起こります。また、高齢ではないのに生え際・頭頂部のハゲが徐々に進行していく場合も、AGAスイッチが入ってしまっている可能性があります。
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ジヒドロテストステロン(DHT)の分泌量は、遺伝的要素やホルモンバランスに左右されますが、皮脂肌(オイリー肌)タイプの人はジヒドロテストステロン(DHT)の影響を受けやすい傾向があります。
5αリダクターゼの生成を制御する
ホルモンの分泌量を直接調整することは、体の機能そのものを壊す原因となるので通常行いません。
AGAの対策は、ジヒドロテストステロン(DHT)を生み出してしまう5αリダクターゼを制御することで行います。
男性ホルモンの量に関わらず、5αリダクターゼさえ制御できればDHTの生成は制御できるという事です。
5αリダクターゼを制御する栄養・治療薬
AGAは若ハゲの最大の敵でありながら、一般的な育毛剤やスカルプシャンプーだけでは治療が難しいと言われていますが、何故でしょうか。
その理由は、5αリダクターゼの制御には通常のシャンプーや育毛剤に配合出来ない専門治療薬がもっとも有効だからです。
■5αリダクターゼを制御する栄養素
メソセラピーを行う医師
手軽に摂取できる栄養素の中で、5αリダクターゼの制御効果が見込める栄養素は、次の2つです。
AGAの発症前、または進行が浅い場合に有効です。
1. 亜鉛 2. ノコギリヤシエキス
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進行してしまったAGAの場合、これらの栄養素は専門治療薬のサポート的な役割で使用します。
■AGA専門治療薬
既に発症しているAGAや、進行してしまったAGAには専門治療薬が必要になります。
1.フィナステリド(商品名:プロペシア)
2.ミノキシジル(5αリダクターゼ制御ではなく、発毛促進薬として)
→ ミノキシジル・フィナステリドの種類と基礎知識
AGAにどう対処すれば良いか
AGAの進行を抑えるには、多角的な育毛ケアが重要になります。
正しいスカルプケア+栄養バランス+血行促進+5αリダクターゼの制御を同時に行わなければいけません。
正しいスカルプケア+栄養バランス+血行促進に関しては、はじめは面倒ですが習慣にしてしまえば良いのです。
5αリダクターゼの制御については、自分の体質や薄毛の進行状態をチェックしながら栄養素や治療薬を使い分ける、又は併用していきます。
5αリダクターゼを制御するAGA治療薬、フィナステリドの飲み方・選び方については、こちらにまとめました。
自分がAGAか判断できない場合は、AGAを疑ったらチェックする症状とAGA検査の種類をご覧下さい。
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